練習量の違い(2)自主練習の積み重ねで広がる差とは
ダンススクール「TOKYO STEPS ATS」の生徒は、いつも楽しく、そして本格的にダンスを習っています。
昼間部の生徒も、夜間土日オープンクラスの生徒も、皆さん向上心を持ってダンスに臨んでいます。
さて今回は、前回に引き続き「練習量の違い」についてスポットを当ててみたいと思います。
こうしたダンスコラムが、少しでも皆さんのダンス上達のヒントになれば嬉しいです。
ダンスのレベルアップに「レッスン」は絶対に欠かせません。
レッスンは、新しいステップや自分のダンスに足りないところを教えてくれる、インプット&ステップアップの場です。
レッスンには「ダンススクールに通ってダンスを習う」「有名なインストラクターにダンスの指導をしてもらう」など様々な方法がありますが、レッスンだけではダンスは上手になりません。ダンスの上達には反復練習が必要です。
自主練習において大事なことは、次のレッスンまでに「どれだけ習ったものを自分のモノに出来るか」です。
なかなかダンスが上手くならない人は、レッスンを「受けっ放し」にして、自主練習をしないパターンが非常に多いです。特に「レッスンを受ければ自動的に上手くなる」と無意識的に考えてる場合は危険信号です。
「自分は週に3本のレッスンを受けている」からといって、ダンスが上手な“つもり”になってはいけません。前回のコラムでもお伝えしましたが、ダンスの上達にはアウトプット(練習)にどれだけの時間を費やしたかが重要になってきます。
もちろん、練習の質も大事なのですが、練習内容にまで言及していてはキリがないので、まずは時間だけを単純に比較したいと思います。
《練習時間の違いを検証》
ここに、ダンサー見習いのA君とB君の2人がいます。
A君は、1週間に3本のレッスンを受けていますが、自主練習はしません。
B君は、1週間に1本のレッスンしか受けていません。しかし、毎日2時間の自主練習をします。
この2人の1年間(52週)の練習量を計算してみると――
【A君の場合】
レッスン:1.5時間×3本×52週=234時間
自主練習:0時間
合計:234時間
【B君の場合】
レッスン:1.5時間×1本×52週=78時間
自主練習:毎日2時間×365日=700時間
合計:778時間
トータル500時間もの練習時間の差が生まれてしまいましたね。結果、どちらの方がダンスが上達しそうかは明確です。もちろん練習の質も大事になってはきます。
まさに、努力に勝る天才なし ですね。
練習量も大事にして、素晴らしいダンサーを目指しましょう。