ダンスと体幹とトレーニング
ダンスには「体幹」のトレーニングも必要です。
体幹とは、頭と手足を除いた胴体の部分で「胸部」「腹部」「腰部」「背部 の4つで構成されている、身体のコア(中心)となる部分です。
体幹は、動いているときの動作だけでなく、「立つ」「座る」「歩く」といった人間が姿勢を維持するうえで重要な働きを担っています。
体幹がしっかりしていると、樹齢何百年の幹の太い樹木のようなブレない身体を作ることができます。
たまに「体幹」と聞くと、お腹周りをイメージされる方もいらっしゃいますが、背中や腰周りも含めた胴体の中心部全体と捉えて間違いありません。
また、体幹は、筋肉だけでなく骨も含みます。
体幹を構成する骨には、骨盤、背骨、肋骨、肩甲骨などがあります。
そして、その周囲を取り巻く深層筋、表層筋は体幹筋と呼ばれています。
今回は
ダンスに欠かせない体幹
に絞ってお話いたします。
《体幹の3つの役割》
体幹の役割は主に3つあります。
1.姿勢を支え・維持する役割 人間は直立二足歩行で移動します。四本足の動物はお腹が下に向いて垂れていますが、人間は動物のように垂れていません。これは内臓を包み込むように存在している腹横筋のおかげです。姿勢を支える・維持するために体幹はとても重要で、それには深層筋が主に関係しているのです。
2.動きを生みだす土台としての役割 人間の細かい動きは表層筋がなくては実現できませんが、どんな動作にも土台が必要です。土台となる体幹部に連動して腕や脚の筋肉が動きます。つまり、ダンスを含めた全ての手足の動きを生みだす元になっているのが「体幹 なのです。
3.軸としての役割 身体を回転させたり、足を大きく振り上げる動作を想像してみてください。観客は動作の大きい手足の動きに目がいきますが、それは身体の軸がブレないからこそなのです。軸がブレないダンスは、身体がブレない分、手足の動きが大きく目立ちます。ダンスに必要な“軸”は体幹にあります。
このように体幹は、ダンスをよりレベルアップさせるために必要な要素となっています。 体幹を鍛えるのは、腕立て伏せや腹筋とは少し違ったトレーニングを行わなければいけません。 次回は、引き続き体幹トレーニングを中心にお話したいと思います。
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