ダンスにはシルエットの美しさも大切
ダンスはダイナミックな動きも必要ですが、ピタッと止まったシルエットの美しさも大きなポイントです。
ダイナミックなダンスで盛り上げて、シルエットでキメる。これがダンスの醍醐味です。
折角のアクロバティックダンスも、キメのポーズで身体がフラフラ動いてしまうと台無しになってしまいます。
ダンスは、静と動が表裏一体のアートです。
ダンスが始まる前、シルエットがキレイだと観客は「どんなダンスなんだろう」というワクワク感が増します。
そして、ダンスのフィナーレも手足がぶらぶらしているよりも、ピタッと動きを止めた方が観客からの印象が良くなります。
そして、キレイなシルエットのポイントなのですが、
頭、肩、腕、指先、腰、足、つま先…。身体全部がポイントです。
体の全てのパーツがどのような位置にあるか。どんな角度か。つま先は伸びているか…。
美しい位置や角度をミリ単位で把握し、身体のラインを意識して再現しましょう。
綺麗なシルエットにリズム感は関係ありません。
そして、運動能力も関係ありません。
シルエットは、ダンスの上手・下手よりも自分のイメージを体で再現できる能力が求められます。
また、完全に静止した状態から急に動く(または、急に止まる)のは、筋肉に負担がかかるので、ある程度の身体能力が求められます。
動いて、止まって、メリハリのあるダンスを楽しみましょう。
――いかがでしたか?
音楽を聴いて、リズムに合わせて身体を動かすのもダンス。止まるのもダンスです。
メリハリのあるダンスは観客を惹きつけます。