ダンスは子どもの心と体を成長させる
皆さんは子どもの頃に何か習い事をしていましたか?
塾、そろばん、書道などありますが、最近ではダンスもその仲間になってきています。
しかし、ダンスが他の子どもの習い事と違っている点があります。それは「非日常性が強い」ということです。
塾で習うことは、受験や就職試験などに役立ちます。
そろばんで培った計算能力は、日常のちょっとした買い物などでも発揮できます。
書道で習った文字の上手さは、一生モノのスキルになります。
それでは、ダンスはどうでしょうか?
受験や就職にダンスは必要ないかも知れません。
日常生活でダンスを“使う”という場面は極めて少ないでしょう。
それでは「何故、ダンスが子どもの習い事の上位ランキングに入っているのか?」と言うと
いわゆる「お勉強」の部分ではなく、「こころ」と「カラダ」の成長に有益だからです。
ダンスを習うようになった子どもさんの多くは、何かのきっかけで、ダンススクールに見学に来て頂いて、皆と混ざって踊ってみた時に子どもさん自身が伸び伸びと身体を動かし、純粋にダンスを楽しんでくれたこと。親御さんが「楽しそうだな」と思ったこと。子どもさんが自分から「やってみたい」と言ったこと。親御さんが、子どもさんの自発的な申し出を応援したくなったこと。子どもさんがダンススクールに通うほとんどの理由が、こうしたものです。
塾やソロバンを悪く言うつもりはありませんが、これらはどちらかというと「もっと勉強しなさい」「志望校に受かるために頑張りなさいと願う、親御さん発の習い事になっていると思います。しかし、ダンスはお子どもさん発の習い事になっており、この点が大きく違います。また、体力や柔軟などの身体的な成長を助けることも大きな違いでしょう。
ダンスを習わせる方の中には、幼稚園の時だけダンスを習わせる方もいらっしゃいます。
幼少期の1~3年間だけでダンスが上手になったり、身体能力が大きく向上するわけではありませんが音楽に合わせて体を動かし、先生やお友達と息を合わせて何かをするということは幼少時の心と身体に、とても良い影響を与えます。親御さんにとっても、そんな子どもの成長を見るのは嬉しいものです。
ダンスは子どもの心と身体の成長にとって、いろいろな経験ができるので是非、親御さんにオススメしたい習い事です。