1970年代のダンス①

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マイケル・ジャクソンが所属していたことでも有名な”ジャクソン5″の『ABC』が大ヒットしたのが1970年。日本では、若者たちがディスコで踊り明かし、格好良く遊べる場所を求めて盛り上がっていたのが70年代です。ディスコ・ミュージック全盛のこの時代に、ストリートダンスは様々なジャンルを生みだしていきます。これが、1970年代が”ストリートダンスの黎明期”などと呼ばれる所以です。要するに、ストリートダンスを極めようと思えば、70年代のダンスシーンについて知っておくことも重要なのです。

 

 

♢Lockin’(ロックダンス)

ロックダンスは、1970年代前半に、アメリカ人の Don Campbell(ドン・キャンベル)が誕生させました。そのため、彼の名前をとって Campbellock(キャンベルロック)とも呼ばれます。ドン・キャンベルは、1970年に「The Lockers」を結成します。この時期に、ソウルダンスの動きの1つであるファンキーチキンが流行しています。彼はそれをうまく踊ることが苦手だったようですが、ロックダンスはこの動きが原型とも言われています。ちなみにこの「ファンキーチキン」とは、その名の通り鶏を模したような、軽快なステップのことです。またドン・キャンベルは即興で踊るのが苦手で、少し踊っては止まって考えて踊るということをしていたらしいのですが、その動きが、このロックダンスの確立につながります。今のロックダンスの動きの基本である、「ロック」(激しい動きの中で突然身体を停止させること)や「ポイント」(オーディエンスを指差す動き)、さらにはユーモラスな立ち居振る舞いは、すでに彼によって完成されていたのです。

 

 

♢Poppin’(ポップダンス)

身体の筋肉を”弾く”ような動きからその名がつけられた「ポップダンス」も、この時期に生まれています。カリフォルニア出身のBoogaloo Sam(ブーガルー・サム)が考案したと言われていますが、実はその起源には諸説があります。例えば、ロボットダンスやパントマイムの動きから、自然に発生したとう説も有力です。ただし、ポップダンスという名前を命名し、世界的に広めたのは、ブーガルー・サムが所属する”エレクトリック・ブガルーズ”であることは確かです。このエレクトリック・ブガルーズ、ポップダンスのオリジネーターにも関わらず、積極的にメディアに出たりイベントにも顔を出したりしています。その貢献もあり日本のポッパーはさらに増えつつあります。

 

 

 

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