パンキングとはどんなもの?ワックとの違い

ダンステクニックのパンキングとはどんなもの?自宅習得したい人のための3つのポイント,ダンススクールTOKYO STEPS ARTSのコラム写真1

ダンステクニックのパンキングとはどんなもの?ワックとの違いは?

ダンステクニックのひとつとして知られる「パンキング」は、「ワック(ワッキング)」と並び称されることが多いものです。ここでは、パンキングの概要や、パンキングとワックにどんな違いがあるのか、そしてパンキングを自宅で習得するためのコツは何なのか、といった情報をお届けします。

 

 

パンキングは身体をしならせたり動きを止めたりするダンステクニックのひとつ

パンキングはダンステクニックのひとつであり、ジャズダンスなどのようにダンスのジャンルそのものを指す言葉とは少し違います。パンキングは両腕をムチのようにしなやかにしならせたり、動きを止めてポーズを決めたり、軽やかに飛び跳ねたりする動きが特徴的です。

そのしなやかさが特に美しく見えるため、ジャズダンスやガールズヒップホップなどと組み合わせるようにしてこのパンキングの動きを取り入れる女性ダンサーは少なくありません。

 

 

パンキングとワックは元々同じもの 微妙な違いをとらえているケースも

パンキングについて学ぼうとすると、必ずと言っていいほど出てくるのが、ワック(ワッキング)という言葉。ワックはパンキングと同様に、ダンスのジャンルを指す言葉というよりもダンステクニックのひとつとして挙げられる言葉ですが、実はパンキングとワックは基本的には「元々は同じもの」を指します。

パンキングとワック、この2つの言葉のうち昔からあったのはワックという言葉ですが、この言葉が広まっていった時代は差別社会の時代でもあり、ワックを踊っているゲイを「PUNK=くだらないやつ」と馬鹿にして指をさす、といった状況も当たり前のようにありました。そしてこのPUNKという言葉から、ワックの別名とも言えるパンキングという言葉が生まれたのです。

そんなわけでパンキングもワックも、言葉が違うだけで同じものである、と言いたいのですが、スクールや講師などによっては、パンキングとワックに微妙な違いを感じ取っているケースも珍しくありません。

その微妙な違いの例としては「パンキングは腕をムチのようにふるってリズムをとるが、ワックは腕をムチのようにふるいながらも体に腕を巻き付ける動作が多い」「パンキングはなめらか、ワックは感情的なイメージ」などといったものが挙げられます。

パンキングとワックの違いが明確に定義されているわけではないので「ここを見れば違いは明確」とまで言い切れるものはありませんが、同じように見えて、少しニュアンス的に違う部分も存在する、という感じです。

 

 

パンキングの練習方法は映像を見ることも必須

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パンキングを習得するためには映像を見ることが必須です。とはいえ、いきなりレベルの高いパンキングの動きを見て真似ようと思っても無理があります。

初心者がパンキングを自宅で習得するためのポイントとしては、以下の3つが非常に重要となります。

 

1.動画はパンキング基本動作などの初心者向け動画を選ぶ

パンキングを習得するためには、テキストを見るよりも動画で実際の動きを見るほうがおすすめですが、ここで気をつけたいのは動画選び。いきなりレベルの高いパンキングの動画を見るのではなく、まずはリズムキープなどの基本動作をみっちりと教えてくれる初心者向け動画を選ぶのが正解です。

単に基本動作の動きを見せてくれるだけでなく解説を入れてくれているものもあるので、繰り返し見聞きして、基本動作を頭に入れましょう。

 

2.動画に出てくるパンキングの基本動作を繰り返し真似てみる

基本動作の動画を繰り返し見て、ある程度「理屈は頭に入った」と思えたら、次は実際に自分でその基本動作を何度も繰り返し真似てみましょう。

 

3.自分の動きを録画しておき自分の目で自分の動きを確かめる

動画を見てパンキングの基本操作を真似る際はスマホなどを使って、自分の動きを動画撮影しておきましょう。その動きをあとで自分の目で確かめて、本当に上手く自然に基本動作ができているかどうか、見本にしている動画と違いはないかをチェックし、気になるところはどんどん修正をかけていきましょう。

 

パンキングの習得に限界を感じたらスクールに行く手もあり

パンキングを習得するためには、テキストよりも動画で実際の動きを見て、その動きを実際に自分でもやってみて、動画撮影によって自分の目でチェックするという、動画視聴・実践・復習の3つのポイントをおさえてやっていくのがおすすめです。

ただ、「動きが違うのは分かるけど上手く修正できない」など、自宅習得にどうしてもつまずきを感じてしまう場合は、思い切ってダンススクールに行くということもおすすめです。